四日市の方より遺言書についてのご相談
2021年09月07日
Q:遺言書に書かれていない財産はどのように処理すればよろしいですか。司法書士の先生にお聞きしたいです。(四日市)
私は実家の四日市に住んでおり、先月母を病気で亡くしました。葬儀は地元である四日市にて執り行いました。式後、父と遺品整理をしていたところ母の遺言書が見つかりました。遺言書の内容に沿って遺品整理を行なっていると、遺言書には記載されていない財産が見つかりました。財産は四日市市内にある銀行の預金でした。押し入れの奥に眠っていたようで、母自身も存在を忘れていたのでしょう。新たに出てきた預金は、どのように取り扱えばよろしいでしょうか?(四日市)
A:遺言書にその他の財産の相続について書かれていなければ、遺産分割協議を行う必要があります。
鈴鹿・四日市相続遺言相談室へお問い合わせいただき、ありがとうございます。
まずは、被相続人様が書かれた遺言書の中に“遺言書に記載のない遺産の相続方法”が書かれていないか確認しましょう。“記載のない財産の扱いの仕方”として、一つにまとめて遺言書に記載される方もいらっしゃいます。相続財産を多くお持ちで把握しきれないという方が使われる方法です。もし類似した内容が記載されている場合、記された方法に従い相続を進めてください。同内容の記載がない場合は、相続人の方々でその財産の遺産分割方法を決め、遺産分割協議書を作成します。その後は遺産分割協議書に沿って手続きを進めましょう。
口座名義の変更の際にも作成された遺産分割協議書が必要ですので失くさないよう、大事に保管しておいて下さい。
遺産分割協議書の形式や書式、用紙について規則は特にありません。パソコンでも自筆でも作成することが可能です。話し合いの内容を反映させた書面ができあがったら確認してもらい、相続人全員に署名と、実印で押印(印鑑証明書を添付)をしてもらいます。
四日市近郊にお住まいの皆さま、相続において大変重要な生前対策となるのが遺言書の作成です。ご自身のみで作成することもできますが、記載に誤りがある場合、無効とされてしまう可能性があります。遺言書を書かれる際は、方法リスクを避けるためにも、専門家に相談することを推奨いたします。
鈴鹿・四日市相続遺言相談室ではご相談者様にあった遺言書作成をお手伝いいたします。遺言書作成時の気を付けるべき点などもあわせてご案内いたしますので、初回無料相談をぜひご利用下さい。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。